最近感動しないことについて

相変わらず 時間を見つけては映画館へと足を運んでいるわけです

今年のアカデミー賞を受賞した 「ドライブマイカー」 「コーダ あいのうた」などは

小規模な上映ではありましたが、ここまで話題になる数週間前には鑑賞を済ませているわけです

「ドライブマイカー」にいたしましては 私たまたま村上春樹氏の原作も読んでおりまして

短編集のタイトル「女のいない男たち」が当時の私の境遇にピッタリはまったからであります

よくぞ あの短編をここまで膨らませたものだとゆうのが 実直な感想です

「コーダあいのうた」は聾啞者の家族の物語

両親 兄の中で唯一健常者の長女を主人公とした映画です

テーマから暗くなりそうな感じがしますが 決して重苦しい映画ではなく

それでいて訴えるところはきっちり訴えてくるそんな映画でした

後味の爽やかな 心が洗われる素晴らしい作品であり ここ数年なんだかパッとしなかったアカデミー賞において

素直に納得できる作品だったんじゃないかと感じています

 

さて「コーダあいのうた」は別格として

邦画 洋画 問わず最近の感動作と言われるものに全く

心が震えない自分がいるのです

いつも映画を共にする 連れのものに話すと

それは年をとりいろんな経験をしたから 昔のように感動しなくなったんじゃないの

と言われまして それも一理あるなあと納得しながらも

果たして それだけが原因なのかと考えているときに

かの名作「フォレストガンプ」を劇場で見る機会に恵まれました

過去に感動したこの作品に対して自分はどのような反応をするのか

非常に興味を持ちながら 27年ぶりの鑑賞となったわけでございます

結果 最初から最後までグイグイ引き込まれ さすが歴史に名を残す名作であると

思い知らされた次第です

結論27年前よりも感動しました 心が震えました

涙を流すとか そのような類の感動ではなく 大いなる人間賛歌に対する感動です

主人公のピュアなひたむきさに心打たれるのです

私の心が錆びついているのではなく

最近の映画の作り手が職人気質ではなくなったのか

あるいは現在の感動に自分が取り残されているのかそんな風に思いました

 

先に戻りますが そんな私でも感動することができた「コーダあいのうた」

まだ間に合いますので是非劇場で

フォレストガンプも今週一杯 1日1回ですが上映してます

合わせて是非

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SNSでもご購読できます。