映画よもやま話

この時期毎度の事ですが、年度末工期の公共工事に追われています

個人様の御見積依頼、数件待ってもらっています まだ出来ていません 申し訳ない事です

あまりブログの更新を空けすぎますと 皆様に忘れられそうなので、どうでもよい映画にまつわるよもやま話でもしてみようかと思います。

 

私の映画好きは中学生くらいから始まりました、きっかけはテレビの洋画番組ですね、当時は週に3回くらい映画劇場を放送してましたからね、今みたいにDVDもネットもない時代です テレビの洋画番組が田舎の中学生には本当に新鮮で楽しみな時間でした。

当時のスターはチャールトンヘストン(ベンハー、十戒)、クリーントイーストウッド(荒野の用心棒)、スティーブマックイン(ゲッタウエイ、大脱走)ションコネリー(007シリーズ)アルパチーノ(ゴッドファーザー)ロバートデニーロ(ゴッドファーザーPⅡ)ダスティーンフォフマン(卒業)現在も活躍している方もたくさんいますが、スターが本当にスターだった時代の方々ですね。そんな映画を毎週貪るように見ました。

おまけに深夜の映画番組も多かった記憶があります。何故かヒッチコックのスリラーが多かった 彼の映画にはやたらきれいな女優が出演していて心ときめきました、ロミーシュナイダー、キムノバク、グレースケリー、記憶違いだったらごめんなさいね。昔の女優さんは今のように個性的でなく、純粋に美しかったように思います。ヒッチコックのスリラーは彼女たちの恐れる様が興味を引き、脚本が秀逸で本当にのめり込みながら見ていました。

フランス映画も多かったですね、アランドロン、ジャンギャバン、ジャンポールベルモント、今はいいお婆さんになったけど、カトリーヌドヌーブ、本当にきれいかった、透き通るようでした。

当時映画のテレビ放映は公開から3年くらい遅れて放送されるのが普通でした、やがてテレビだけでは飽き足らず、リアルタイムで映画が見たいと、2回も乗り換えをし1時間近く電車に揺られ、奈良市内の映画館まで、通いました。大体が友達と連れ立って行ったのですが、やがては自由にいつでもいける様に一人で行くことも多くなりました。

やがて高校生になった私は、相変わらず映画館通いを続けていました。この頃は見る映画の幅を広げたい事もあり大阪まで足を運んだりもしました。友達とはちゃらけた、青春映画や香港アクション映画を見、ひとりの時には少し大人びた芸術性の高い映画を見たりしました。薄暗い映画館の空気感が何よりも好きでした。それは今も変わらないかもしれません。

そんなある日の事学校の音楽室の机に面白半分で、映画の感想を鉛筆で書いたのです、当時大好きだった松田優作の刑事ドラマでの役名「徳吉刑事」から「徳さんの映画情報」とタイトルをつけました、音楽室は基本席が決まっていません、でも私はそこを定位置としました、そんなある日の事、「徳さんいつも映画情報ありがとうとても楽しみにしています」みたいな書き込みがあったのです(当然机への鉛筆書き)「私はこないだこんな映画を見ました、徳さんは見ましたか?」みたいなやり取りが続いたのです。相手が私である事など当然相手は知らない、また私も彼女が誰なのかさっぱりわからない、そんなやり取りが数回続いたのです、音楽室に行くのが楽しみになり、自分の書いた文章に興味を持ち、反応してくれた事が何より嬉しかったのです。

そんなある日の事、返事の最後にイニシャルが記されていました。特に探したわけではないんだけれど、ひょんなことから彼女が誰だか判明したのです。

その彼女は学年でも目立ったいわゆるヤンキーで、普段の私では絶対交わる事のないタイプでした

普段の彼女の姿からは想像できない文面、それが本当の彼女の姿だったんでしょうか、今となってはわからないですけどね、意気地なしの私は彼女に声をかける事も出来ず、結局彼女が私の事を解っていたのかどうかそれもわからずじまいです。現実は映画のようにはいきませんね(笑)

 

最近IMAXが大のお気に入りの中年オヤジの少しほろ苦い青春の1ページでした

 

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